結果としてマンション投資になった妹達のケース

私の妹は私よりはるかに早く結婚した。結婚したとき、ローンでマンションを買った。東京郊外の交通の便もそんなによいところではなかったが、まわりは田園地帯で空気のおいしいところであった。そのマンションから最寄りの電車の駅まではバスで十五分位かかった。ご苦労なことに妹の旦那は、いまはJRになった国鉄と私鉄の交差する大きな駅に出て、そこから電車に乗り継いで、職場まで片道三時間かけて通っていた。朝早く家を出て、夜遅く、時には深夜に帰ってきた。そんな生活を休日以外、毎日続けた。三年ほどたって、都内の本社に転勤が決まり、通勤時間は半分になった。

その後数年して妹達はそのマンションを売り払い、私の実家の近くに新設されたマンションを購入し、引っ越しをした。そのマンションは新宿が始発である私鉄の駅に歩いて十分以内という便利な場所にあった。間取りも前のマンションより広くなった。前のマンションは妹達が買ったときより、売却したときには値上がりしていた。

それからまた数年たった。父が亡くなり、実家に妹一家が住むことになった。私は長女だが、結婚して、地方に住んでいたので、実家に住むことは無理であった。実家に住むことになったので、妹達のマンションは不用になった。再びマンションを売りに出した。今度も購入したときより、高い値で売れた。妹達はマンション投資など目論んではいなかった。それなのにその当時はマンションは勝手に値上がりしてくれたのだ。妹達はマンション投資を意図しなかったのに、結果として、マンション投資をしたことになった。

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