一戸建てに住むようになったクラスメイトのエピソード

中学1年生の時のクラスメイトのエピソードです。彼は、中学に進学すると同時に、自分の小学校へ転校してきました。転校してきた理由は、彼の親が小学校の近くに一戸建てを購入したらしく、まだ転校してきた当時は家の建築工事が始まったばかりで、家が完成するまでに時間がかかるため、建築中の家の近くのアパートを借りて、仮住まいしていました。建築中の家を、何人かの友達と見に行きました。家が、だんだんと出来上がっていく様子が、とても面白かったです。

梅雨時期を挟んでいたことから、当初の予定よりも少し遅れはしたものの、夏休みに入る頃には完成し、アパートから一戸建ての家へ引越しました。その引越し作業を自分も手伝って、まだ完成したばかりの家に入れてもらいましたが、やはり木の良い香りがして、自分の住んでいるボロい団地と比べて、「こんな所に住めるなんて、うらやましいなぁ。」と思っていました。彼が、その一戸建ての家に引っ越してからも、何度も遊びに行きました。一戸建てを買えるくらいですから、当然お金持ちで、ゲームソフトなどの遊び道具がたくさんあり、みんなで遊んでいました。

ところが、それから1年くらい経ったある日、大きな地震が起こりました。確か震度5くらいで、あまりの恐怖に家を飛び出したことを覚えています。自分の住んでいる団地は、ほとんど無傷で済んだのですが、信じられないことに、彼の一戸建ての立派な家が少し傾いてしまったのです。怪我人が出なかったことは幸いでしたが、びっくりしました。あとで自分の親に聞いたのですが、彼の家は切り土と盛り土の境界に建てられたらしく、盛り土の部分だけが地震で緩んだものの、切り土の部分はしっかりしていたため、被害が小さくて済んだんだそうです。一戸建てを買う時は、どういう地盤なのかを、よく確認した方が良いと思います。

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